大分港を中心に大型船の安全な航行、入出港を補助するため、タグボートの運航を行っています。
曳船(えいせん - タグボート:Tugboat -)は、主に船舶が入出港する際の安全な着離岸のため、押したり引いたりしてサポートします。最大積載量が20万tを超える大型船が入港する際は、5隻のタグボートが同時にサポートします。
液化天然ガス(LNG)や液化石油ガス(LPG)などを輸送する船舶が入出港する際には、前方に危険がないかチェックしながらエスコートを行います。これらの船舶が荷役を行う際は、警戒作業にも従事します。
このようにタグボートは、船舶のスムーズな運航と安全確保を通じ、海上輸送と港湾機能を支える重要な役割を果たしています。
当社は大分港を中心とした東九州エリアでタグボート10隻の運航を行っています。
タグボートは小さな船体に強力な主機関(エンジン)と、360度旋回できるプロペラを2基搭載しており、真横への移動、微速での前進・後進、その場での旋回など優れた操縦性能を有しています。自身の船体を対象物に直に接触させて押すため、船体の外周にはタイヤなどの緩衝材(フェンダー)を取付けています。
また当社のタグボートは、船舶火災や油流出時の対応にあたるための消防設備も備えています。
ファンネルマークは、船舶の煙突・船体に描かれる模様や塗装の事で、海運会社や事業者の識別に利用され ます。当社のファンネルマークは、大分県の県花・県木である「豊後梅」をモチーフにデザインされました。